Daily Archives: 2014年6月16日

相続登記に必要な被相続人の戸籍謄本が全て揃わない場合

前々回から引き続き、相続登記に必要な戸籍謄本についての話です。

 

前回および前々回に、相続登記をするためには被相続人の出生時から死亡時までの全ての期間の戸籍謄本が必要になると説明しましたが、古い戸籍謄本が廃棄または消失していて揃わない場合があります。

 

市町村役所での戸籍謄本の保管期間は現在は150年ですが、平成22年6月1日以前は保管期間は80年でした。したがって80年以上前に閉鎖された戸籍謄本は市町村によっては廃棄されていることがあります。(*一律廃棄されているわけではなく、廃棄状況は市町村によってバラバラですのでもっと古い戸籍謄本でも残っていることも多くあります。)

 

また、保管期間切れによる廃棄の他に戦災によって消失している場合もあります。

 

このような戸籍謄本が全て揃わないで相続登記をしようとする場合には、「他に相続人はいない旨」の相続人全員の上申書(相続人全員の印鑑証明書付き)と市町村役所の廃棄もしくは戦災により焼失した旨の証明書を添付することになります。

 

なお、被相続人の戸籍謄本は必ずしも出生からの分が必要なのではなく、おおむね10歳程度の時のものからがあれば上記の上申書がなくても相続登記ができます。戸籍謄本を全て添付する理由は他に相続人がいないかの確認なので、10歳未満だと子供はできないだろうというのがその理由です。

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