被相続人の出生から死亡までの全ての期間の戸籍の集め方

前回の戸籍の種類の説明に続き今回は被相続人の出生から死亡までの全ての期間の戸籍の集め方について書きます。

 

例として母親が亡くなったため母親の戸籍を収集する場合について見ていきましょう。

 

1.まず初めに母親の本籍地の市町村役場で、「相続手続きに必要なので、出生から死亡までの全ての期間の戸籍がほしい」と伝えて戸籍謄本の請求をします。ここで全ての戸籍謄本が出てくればいいですが、ひとつの役場で戸籍謄本全てが揃うことは少ないです。

 

2.1で全ての戸籍謄本が揃わなかった場合、取れた戸籍謄本の中で一番古い戸籍謄本を確認します。そこに従前の本籍地の記載があります。母親が婚姻によって入籍してきた場合なら従前の本籍地の記載は母親の記載のある欄にあり、それ以外の場合(転籍、分家、家督相続等)は筆頭者または戸主の欄に従前の本籍地の記載があります。

 

3.2で確認した従前の本籍地へ戸籍を請求します。この時1で取った戸籍の一番古いもののコピーを添付して、「母親が添付の戸籍に移るまでの出生からの全ての期間の戸籍謄本」と伝えれば役所の担当者も分かりやすいと思います。

 

4.3で請求した戸籍謄本を確認して出生から全て揃っていればこれでOKですし、本籍地が他の場所にもあったなら同じ要領でその本籍地の市町村役場へ請求すればよいです。戸籍謄本が全て揃えば念のため自分達が知らない相続人がいないか戸籍謄本を全て確認します。今回は母親の相続なので、自分の知らない兄弟姉妹がいないかの確認です。万が一戸籍上に知らない兄弟姉妹がいた場合にはその人にも相続手続きに協力してもらう必要があります。

 

また、相続人となるべき人が既に亡くなっていた場合、例えば母親が亡くなり本来は息子2人が相続人となるはずだが、長男が既に亡くなっている場合、長男の出生から死亡までの全ての期間の戸籍謄本も収集しなければなりません。長男の戸籍謄本も全て必要な理由は長男の相続人を確認するためです。これは長男に相続人がいる場合でもいない場合でも同じです。

 

なお、戸籍謄本の請求は直接役所に行ってすることもできますし、郵送で請求することもできます。近くの場合は戸籍担当者にわからない点を質問できるので直接役所に行った方がよいと思いますが、遠方の場合は郵送請求になると思います。郵送で請求する場合は手数料を定額小為替というもので支払わなければなりません。定額小為替はゆうちょ銀行で簡単に購入できるのですが、券面1枚につき100円の手数料がかかってしまいます。その他郵送請求に方法は各市町村役場に確認して下さい。

 

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